海と北斎
さてさて。
綺麗なイチョウ並木を超えて行ってきたのは…
国立西洋美術館です。
『北斎とジャポニズム展』を観に行ってきました。
モネやドガ、ゴッホなど多くの画家が、北斎に影響を受けたと言われています。
今回の展覧会は、彼らの作品と北斎の作品を比較して鑑賞出来るよう構成され、非常に展示数が多かったです。
それまでの西洋画では考えられなかった構図を日本の浮世絵から学び、自らの絵に活かしたそうです。
それは美術の世界に留まらず、音楽の世界にも影響を与えました。
海と北斎。
海はドビュッシー作曲 交響詩《海》を、そして北斎は葛飾北斎を指します。
ドビュッシーは自室に北斎の『冨獄三十六景』の「神奈川沖浪裏」を飾っていたとも言われ、1905年にデュラン社から出版された交響詩《海》の表紙には、「神奈川沖浪裏」に似た絵が描かれています。
「ドビュッシーの《海》は北斎から着想を得たんだ!」
「ドビュッシーも北斎を見て、曲を書いたんだ!」
色々な説があります。
ただし近年の研究では、ドビュッシー自身は北斎の作品に直接インスピレーションを受けたこと、曲想を得たことなどは明言しておらず、曲の内部にまで影響があるとは言えないとも言われています。。
話は戻り…
今回の展覧会では、そのスコアも展示されており、その迫力ある表紙に釘付けになってしまいました。
*撮影禁止の為、載せる事が出来ませんが、ネット検索すると見る事ができます👀
彼らが生きたあの時代。
もちろんインターネットなど存在せず、現代のように簡単に情報は手に入りませんでした。
だからこそ、遠い国の芸術や文化に強く憧れを持ったのかも知れませんね。
それにしても平日の昼間なのに、まぁ混んでいたこと!
話題の『怖い絵展』は70分待ちの大行列でした(´Д` )
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