最初から弾きたい。
なぜでしょう。
子どもたちはレッスン中、曲の途中で止まったり、思うように弾けない時、必ずと言って良い程最初から弾き直すのです。
「ここから弾いたら?」と言うと
「最初からが良い。」との事。
何度最初から弾いても間違える場所は同じ...
曲の冒頭だけが上手になっていく...。゚(゚´Д`゚)゚。
レッスン時間が限られている為、ある程度のところで「最初から」を切り上げ、苦手な場所をピックアップする方へ切り替えます。
ある日、
「どうして最初から弾きたいの?」とそれぞれ尋ねると
ほぼ全員が
「途中からは弾けない!」と答えていました...
何だって∑(゚Д゚)
そんなことではいけません。
どんな時でも、どんな場所からでも弾き始められなければ!
何故そこまで語気を強めるのかと言うと、発表会などの本番で止まってしまった際に、止まった所、もしくはその少し前から戻って来られないと、どうにもならないのです。
そうならない為にも、普段からどこからでも弾けるようにしておかなければなりません。
ピアノは他の楽器とは違い、個人プレーが多いので
自分で切り抜ける力、自分で立て直す力が非常に大切なのです。
「最初から弾きたい」理由を理解しながらも、「どこからでも弾き始められる力」を少しずつ身につけてもらえたらと思います。
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